ライオン~25年目のただいま~実話を元にした感動ストーリー
総合評価
★★★★★
監督 :ガース・デイヴィス
主演: デヴ・パテル, ニコール・キッドマン, ルーニー・マーラ
ジャンル: ドラマ
2016年9月公開
この映画をおすすめな人
- インドやアジアが好きな人
- 実話をもとにした作品が見たい人
- ハッピーエンドが好きな人
ライオン~25年目のただいま~のあらすじ
オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。
しかし、彼には隠された驚愕の過去があった。
インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、家族と生き別れたままオーストラリアで養子縁組をされたのだった。
やがて大人になり、自分が幸せな生活を送るうちに募る、インドの家族への想い。
人生を取り戻し未来への一歩を踏み出すために、そして母と兄に
「ただいま」
を伝えるため彼は遂に決意する。
家を探し出す―
サルーは毎夜Google Earthを駆使して取り憑かれたように自宅を探す…
ついに見つけ出したインドのわが家。
そして、サルーという名前の秘密も明らかにされる!
ライオン~25年目のただいま~の良い点
- 実話とは思えないほどの奇想天外なおもしろさ
- 主人公の子ども時代の子役が素晴らしい!
- スラムドッグ$ミリオネアのデヴ・パテルくんが主役なので成長した姿がみられる!
- 養子縁組制度について考えさせられる
ライオン~25年目のただいま~の悪い点
- 25年前とはいえインドの負の部分を見せられてつらくなる
- 養子縁組制度の日本との違いに良くも悪くも驚く
ライオン~25年目のただいま~の感想
とにかく奇想天外なストーリーで最初から最後まで目が離せない。
インドの貧しい家庭で生まれた主人公サルーは迷子になり、そのまま家に戻れなくなってしまう。
25年前のこととはいえ、小さいかわいい盛りの子どもが簡単にいなくなってしまい、見つからなくなってしまうインドの社会に愕然とする。
子どもはストリートチルドレンとなり、捕まえられると劣悪な孤児院に入れられるのだ。
25年前といえば、ちょうど私がインドを旅していた頃と重なり、あの時、こんな出来事が同じインドの中で起こっていたのか!
と、個人的にものすごく感慨深いものがありました。
確かに、町にストリートチルドレンは溢れていましたが、皆たくましくお金をねだったりしながら、道で楽しそうに遊んだりしている印象でしたので、野犬狩りのような目に遭っているとは知らなかったことです。
その辺りの描写や孤児院ての生活ぶりが悲惨なもので、ショックを受ける方もいるかもしれません。
しかし、そんな中でも主人公の子どもは運良く養子縁組でオーストラリアに渡り、幸せに暮らします。
そして、このオーストラリアの養子縁組した両親の考え方に触れることもこの映画の醍醐味だと思いました。
「世界には人が溢れている。これ以上増やすことになんの意味があるの?それよりも今、困っている子どもを幸せにしてあげることの方が大切なことではないか?」
しかしこんな親に巡り会える例はまれなのかも知れない。
このことがまず奇跡。
そして成長した主人公はオーストラリアで成長し、インドから来た学友がきっかけで自分の過去のインドの母や兄のことを思いだし、いても立ってもいられなくなり、
夜毎にグーグルアースを検索しまくり、執念で自分の生まれた町を探し当てる。
この過程も、現代のテクノロジーが無ければ決して実現しなかったこと。
そのこともまた奇跡。
そんな奇跡の連続で、果たして家族に会えるのか!?
続きはぜひご自分の目で確かめてください。
総合評価
総合評価
★★★★★
感動が大きかったので★5つ!
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